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自動車税のカード払いは57円。効いたのはタイヤの10万円

車の維持費で効いたのは支払い方ではなく支払い先。タイヤで10万円の差 Car|車
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ディーラーでタイヤ交換の見積もりを出してもらったとき、2本で16万円近くありました。

数字を見て一瞬固まって、その場では決めずに帰りました。そのあと外で探して、6万円

この差が10万円です。同じ時期、私は「自動車税をカードで払えばポイントが付くのでは」ということを真面目に調べていました。計算したら57円でした。

この記事は、その両方の計算を並べたものです。車の固定費で効くのは支払い「方」ではなく支払い「先」だった、という話になります。

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まず、私が車に払っているお金

2019年式のメルセデスAMG C43を新車で買って、そこから出ていった金額です。

項目 金額 頻度
ローン 年 554,356円(月23,077円+ボーナス138,716円×2) 毎月+年2回
自動車税 51,000円 年1回(5月)
車検 127,666円(点検47,916円+車検79,750円) 2年に1回
任意保険 初年度56,830円 → 2年目37,950円 → 3年目34,330円 年1回
ガソリン 月8,400〜16,800円(2021年当時のハイオク140円/Lで計算) 毎月
高速代 月1万円ほど 毎月
タイヤ ディーラー見積で2本16万円近く 減ったとき

合計で年間およそ100万円。ローンの55万円を抜くと45万円くらいです。

いちばん効いたのは、支払い先を変えたこと

冒頭のタイヤの話に戻ります。ディーラーで16万円、外で6万円。

この6万円のほうを、取付工賃の内訳と持ち込みの段取りまで分解した記事を別に書きました。いくら浮くかではなく、何が面倒になるかのほうを知りたい方はこちらです。

私がディーラーの見積もりを見て固まったのは、比較する相手を持っていなかったからです。その場で判断する材料がないと、提示された金額が高いのか妥当なのか分かりません。持ち帰ったのは冷静だったからではなくて、単に決められなかっただけでした。

この10万円を、カードの還元で取り返そうとするとどうなるか。還元率1%なら1,000万円ぶん決済する必要があります。何年かかるか分からない。

車の固定費を下げたいなら、還元率を0.5%から1%に上げる努力より、見積もりをもう1社取るほうが早い。身も蓋もないのですが、計算するとそうなります。

タイヤは、値段と取付店を先に調べてから店に行く

銘柄とサイズを決めてから外の相場を見ておけば、見積もりを出された場でそのまま判断できます。TIREHOOD(タイヤフッド)はタイヤの価格を調べるのと、取付店の予約を同じ画面でできるサービスです。持ち込み交換に対応する工場を別で探す手間が減ります。

※ 価格・取扱銘柄・対応店舗は変動します。最新の情報は公式サイトでご確認ください(2026年8月時点)。輸入車はサイズや指定銘柄が限られる場合があるので、車検証のサイズ表記を手元に置いて確認してください。

では「支払い方」はどれくらい効くのか

ここからが、最初にやろうとしていた計算です。

毎年5月に自動車税の納付書が届きます。そのたびに「これ、カードで払えばポイント付くんだよな」と一瞬考えて、結局コンビニで現金で払ってきました。調べるのが面倒だったからです。手数料がかかるらしいのは薄っすら知っていて、でもいくらかは知らない。その状態が5年くらい続いていました。

手数料は自分持ち

東京都の場合、地方税お支払サイトから納付します。ここで「システム利用料」がかかります。

1万円まで37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)

出典: 東京都主税局「クレジットカード納付について」(2026年8月時点)

これ、払うのは納税者です。カード会社でも自治体でもない。分割やリボにすると、カード会社の手数料がさらに乗ることもあります。

51,000円だとこうなる

1万円までの分 37円
以降1万円ごと × 5 75円 × 5 = 375円
小計(税別) 412円
システム利用料(税込) 約453円
還元率 戻ってくる額 453円を引くと
0.5% 255円 −198円
1.0% 510円 +57円
2.0% 1,020円 +567円

還元率1%で57円。缶コーヒーも買えません。0.5%のカードだと198円の持ち出しになります。払うほうが高い。

「自動車税はカード払いでポイントが貯まる」という説明はよく見かけるのですが、手数料を引いた後の数字まで書いてあるものはあまり見つかりませんでした。引いてから見ると、この話はほぼ成立していません。

それでもカードで払う理由があるとすれば

  • 納付期限に口座が寂しいとき。カードの締め日ぶん、実質的に後ろへずらせます
  • コンビニに行く時間が惜しいとき。453円で往復の手間が消えるなら安いほうです
  • カードの年間利用額を積み上げたいとき。インビテーションや翌年の年会費優遇を狙っているなら、ポイントとは別の理由で意味が出ます

ついでに、13年を超えると税額そのものが上がります

ガソリン車は初回新規登録から13年を超えると、自動車税が概ね15%重くなります東京都主税局「自動車税」)。51,000円が15%上がると7,650円。カードの還元でどうこうできる額ではありません。

手数料がかかるのは税金だけ、という点は見落とさない

ここまで書くと「カードは意味がない」という話に見えますが、そうではありません。

システム利用料がかかるのは税金の納付だけで、それ以外はふつうにカードが使えます。しかも金額が大きい。

車検の127,666円は、私はカードで払っています。ここに手数料は乗っていません。還元率1%なら1,277円ぶん戻る計算で、自動車税の57円とは桁が違います。工場によって対応は違うので、予約のときに聞いてみてください。

毎月出ていくほうも同じです。

ガソリン代

月8,400〜16,800円(2021年当時のハイオク140円/Lで計算)。年に直すと10〜20万円です。ハイオクの価格はその後上がっているので、いま同じ距離を走ればもっといきます。

年15万円ぶん給油するとして、還元率1%と0.5%の差は年750円。自動車税の57円が何だったのかという話になります。

高速代とETC

私の高速代は月1万円ほど。年12万円です。

さらにETCマイレージサービスに登録しておくと、通行料に応じてポイントが別枠で貯まります。カードの還元と二重取りになるので、登録していないなら先にこれをやったほうがいい。無料です。還元率は道路事業者によって違うので、自分がよく通る路線で確認してください。

都心の駐車場

ここはカードの還元より、施設の割引のほうが効きます。六本木ヒルズだと条件を満たせば2時間ぶん無料になって、5時間停めた場合で1,600円の差。1%還元で1,600円を取り返そうとすると16万円の決済が要るので、桁が違います。

カードを選ぶなら、還元率1%が最低ライン

ここまでの計算をまとめると、基準は2つになります。

ひとつは還元率1%が最低ラインだということ。0.5%のカードは、手数料がかかる支払いでは逆ざやになります。

もうひとつは、手数料のかからない支出にどれだけ寄せられるかで決まるということ。私の場合、ガソリンと高速代で年27万円、そこに2年に一度の車検127,666円が乗ります。年会費を払って還元率を上げる価値があるかは、この合計を先に出してから考えるものだと思います。

具体的なカード名を挙げた比較は、この記事ではしません。自分の金で使っていないカードに順位をつけて勧めることはしないと決めているからです。実際に使っているものについては、別途カード単体でまとめます。

支払い方を変えても、山と谷は消えない

計算していて改めて思ったのは、金額そのものより出ていくタイミングのほうが厄介だということでした。

5月に税金。2年に一度まとめて車検。タイヤは減ったときに突然。毎月の家計から見ると、この山と谷が地味に効きます。還元率をどういじっても、この形は変わりません。

支出を平らにしたいなら、支払い方ではなく契約の形を変えるという手もあります。私は結局ローンで買って山と谷を自分で持つほうを選びましたが、それは走行距離の上限が読めなかったからで、誰にでも当てはまる結論ではないです。

よくある質問

Q1. この手数料、どこの自治体でも同じですか?

いいえ。この記事の金額は東京都のものです(東京都主税局・2026年8月時点)。自治体によって料金体系が違うので、お住まいの自治体の案内を見てください。

Q2. 手数料がかからない払い方は?

納付書での現金払いと口座振替には、このシステム利用料はかかりません。逆に言えばカード払いの453円は「便利さとポイントのために払う追加コスト」です。

Q3. 排気量が違うと計算は変わりますか?

税額が上がれば手数料も上がりますが、還元額も同じ比率で増えます。なので分かれ目になる還元率はほとんど変わりません。だいたい1%前後です。

Q4. 車検はカードで払えますか?

私は払えました。127,666円をカードで通しています。手数料は乗っていません。ただしこれは工場によるので、予約のときに確認してください。金額が大きいぶん、税金より優先して確認する価値があります。

なおこの127,666円の中身と、車検の見積もりのうちどこまでが法律で決まっていて店では変わらないのかは、別記事で整理しています。見積もりを2枚並べる前に読むと、比べる場所が変わります。

Q5. 結局、何から手をつけるべきですか?

この記事の数字で言うと、①見積もりを複数取る(タイヤで10万円違った)、②保険の等級を積む(56,830円が3年で34,330円になった)、③手数料のかからない支出に1%以上のカードを寄せる、の順です。自動車税のカード払いは最後で構いません。57円なので。

免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定のカード・サービスの契約を勧誘するものではありません。記載した金額・手数料・税率は2026年8月時点で公開されている情報および筆者個人の支払い実績にもとづくもので、制度改定や契約条件によって変わります。実際の判断にあたっては各公式サイトの最新情報をご確認いただき、必要に応じて専門家にご相談ください。