PR:本記事には広告が含まれます。

ベンツのタイヤ交換、ディーラー16万円が持ち込みで6万円になった

ディーラー16万円のタイヤ交換が持ち込みで6万円になったことを示すアイキャッチ Car|車
この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク

走行距離が20,000kmに近づいたころ、ディーラーで前輪2本のタイヤ交換を見積もってもらいました。出てきた金額は約16万円。2本で、です。

数字を見て一瞬固まって、その場では決めずに帰りました。

そのあとタイヤをネットで銘柄指定して買い、近所の整備工場に持ち込んで替えてもらいました。かかったのは2本で6万円。差額は10万円です。

この記事は、その6万円のほうを分解したものです。取付工賃がいくらで、何が含まれていて、持ち込みにすると何が面倒になるのか。金額の落差そのものは別記事で書いたので、ここでは中身の話をします。

私は2019年3月にMercedes-AMG C43(W205型)を新車で買って、そこから維持費を実額で記録しています。この10万円は、記録している支出の中でもいちばん「やっただけで減った」項目でした。

スポンサーリンク

16万円と6万円、何が違ったのか

先にひとつ白状しておくと、私はディーラーの見積書の内訳を残していません。総額しか手元にないので、「タイヤ代がいくらで工賃がいくらだったのか」を分解して見せることができません。ここはこの記事のいちばん弱いところです。

ただ、持ち込みに切り替えたときにやったことははっきりしていて、二つだけです。

  • タイヤ本体を、ディーラーではなくネットで銘柄・サイズ指定で買った
  • 取り付けを、ディーラーではなく近所の整備工場に頼んだ

このうち後者、つまり取付工賃のほうは、いまは公開価格を出している事業者があるので相場が分かります。次で見ていきます。

なお6万円のほうも、タイヤ代と工賃の内訳までは記録に残していません。「2本で6万円だった」という総額だけが確かな数字です。

取付工賃は、いくらが普通なのか

タイヤ通販と取付予約をまとめて扱っているTIREHOOD(タイヤフッド)が公開している取付工賃が分かりやすいので、そのまま引きます。1本あたり・税込です(2026年8月時点)。

タイヤサイズ 取付工賃(1本) オートバックスの場合
15インチ以下 2,640円 3,300円
16インチ 2,970円 3,300円
17インチ 3,300円 3,850円
18〜19インチ 4,290円 4,950円
20インチ 4,840円 5,500円
21インチ以上 5,500円 6,160円

たとえば18〜19インチなら、2本替えて8,580円、4本でも17,160円という計算になります。自分のタイヤが何インチかは、サイドウォールの「225/45R18」のような表記の、Rのあとの数字です。

この工賃には、脱着・組み換え・バランス調整・ゴムバルブ交換・廃タイヤ処分が含まれるとされています(オートバックス店舗のみ窒素ガス充填も)。この「含まれる範囲」が地味に大事で、店によっては廃タイヤ処分料やバルブ代が後から乗ってくることがあります。持ち込みで見積もりを取るときは、金額より先にどこまで込みかを聞いたほうがいいです。

ひとつ注意点があって、ホイールごと交換する場合(タイヤ・ホイールセット)は工賃が全サイズ1,320円に下がる代わりに、含まれるのが脱着と廃タイヤ・廃ホイール処分だけになります。組み換えもバランス調整も発生しないので当然といえば当然なのですが、「安いほうを選んだら必要な作業が入っていなかった」ということが起きうる部分です。

持ち込みでつまずいたところ

うまくいった話だけ書くとフェアじゃないので、面倒だった点を書いておきます。

買う店と替える店が別々なので、調整が要ります。 タイヤの在庫を確認して、注文して、届く日を読んで、整備工場の予約を取る。この順番を間違えると、タイヤは届いているのに工場が埋まっている、ということになります。ディーラーなら電話1本で終わる部分が、こちら側の仕事になるわけです。

そもそも持ち込みを受けない店があります。 自店で売っていないタイヤの作業を扱っていない、という店は普通にあります。だから「近所に整備工場がある」だけでは足りなくて、持ち込みOKか、工賃はいくらかを先に電話で聞く必要があります。ここを飛ばすと、当日に断られて全部やり直しです。

タイヤの配送先も先に決めておくことです。 工場に直接送れるなら楽ですが、自宅に届いてしまうと、18インチのタイヤを自分で運ぶ話が発生します。太いタイヤは1本でもかなり重いので、ここは注文する前に工場と話をつけておくところだと思います。

「在庫を見て、予約して、届く日を合わせる」を1画面で済ませたい方へ

私がやったのは、自分でネットショップを探して、自分で整備工場に電話して、自分で日程を合わせるやり方です。安く上がったのは事実ですが、段取りは全部こちら持ちでした。この手間ごと外注できるのが、購入と取付予約が同じ画面につながっているタイプのサービスです。

TIREHOOD(タイヤフッド)の公式サイトによると、提携する取付店は全国4,400店舗、予約は最短4営業日後から、作業時間の目安は30分〜1時間半とされています。タイヤは店舗に直送され、工賃を含めた支払いはネット上で完結するため、店舗での支払いは原則発生しないとのことです。上に載せた工賃表もこのサービスの公開価格です。

※ 取扱銘柄・サイズ・価格・工賃・取付店の対応可否は変動します。ご自身の車種とサイズに適合するか、工賃に何が含まれるかは公式サイトで最新の情報をご確認ください(2026年8月時点)。私自身はこのサービスではなく、ネット購入+近所の整備工場という方法で交換しています。本記事は情報提供を目的としており、特定の商品の勧誘を目的とするものではありません。

銘柄はミシュラン Pilot Sport 4 にした

もともとC43に付いていたのはコンチネンタルのContiSportContact 5Pで、交換のタイミングでミシュランのPilot Sport 4に替えました。前輪225、後輪255という太さの組み合わせです。

替えてよかったと思っているのは、冬のコールドスタート直後にハンドルを最大まで切ると出ていた「ガガガ」という音と軽い横滑りが、ほぼ出なくなったことです。あれが消えたのはかなり嬉しかったです。

一方で、良くなったと言い切れないところもあります。ロードノイズは街乗りだと相変わらず気になります。 前225・後255という太さのタイヤを履いている以上、ここは銘柄を替えても劇的には変わりませんでした。

銘柄そのものの比較は別記事で3種類を並べているので、どれにするか決めかねている方はそちらを見てください。

差額10万円を、年でならすとどう見えるか

タイヤは数万km単位で付き合う消耗品なので、1回の交換金額よりも「何年に一度、いくら出ていくか」で見たほうが家計には近い気がします。

私の場合、前輪2本の交換が20,000km手前で来ました。走行は月500〜1,000kmなので、年に直すと6,000〜12,000kmです。単純に割り算すると2〜3年に1回という計算になります(あくまで割り算の話で、実際の摩耗は乗り方と路面で変わります)。

その1回で10万円変わるなら、年あたりでは3〜5万円の差ということになります。派手ではないですが、外車の維持費の中では自分の判断だけで動かせる数少ない項目です。自動車税も保険も車検も、こちらの努力で半額にはなりません。

ちなみに、こういう「いつ、いくら出ていくか読めない」性質そのものが嫌になった場合は、所有をやめるという選択肢もあります。ただそれはタイヤ1本の話ではなくなるので、別の記事に分けています。

よくある質問

持ち込み交換を断られることはありますか

あります。自店で購入していないタイヤの作業を受けていない店は普通にあるので、行く前に電話で「持ち込みOKか」「工賃はいくらか」「廃タイヤ処分は込みか」を確認するのが確実です。ここを確認せずにタイヤを買ってしまうと、置き場所に困ることになります。

工賃にはどこまで含まれますか

事業者によります。上で引いたTIREHOODの公開価格の場合、タイヤのみの交換では脱着・組み換え・バランス調整・ゴムバルブ交換・廃タイヤ処分が含まれるとされています。ただしこれは1社の条件なので、別の店に頼むならその店の内訳を聞くしかありません。ゴムバルブと廃タイヤ処分は後から加算されやすい項目です。

ディーラーで替えるメリットはないのですか

あります。1か所で完結すること、作業内容に不安がないこと、保証や整備記録との一体管理ができることは、金額に表れない価値です。私も新車保証の期間中は点検類をディーラーに任せていました。タイヤに関しては差額が10万円と大きかったので外に出した、というだけの話です。

タイヤはどのタイミングで替えるべきですか

これは私は数字で言えません。溝の残りとひび割れ、それと走行時の違和感で判断していて、「何万kmで替える」という決め方はしていないからです。安全に直結する部分なので、迷ったら点検時に見てもらってください。

まとめ

  • ディーラー見積 約16万円(前輪2本)が、ネット購入+持ち込みで 2本6万円 になった
  • 差額は 10万円。走り方によるが、年あたり3〜5万円の差になる使い方だった
  • 取付工賃の目安は公開されていて、18〜19インチで 1本4,290円(2026年8月時点・TIREHOODの公開価格)
  • 工賃に ゴムバルブ交換と廃タイヤ処分が含まれるかを先に聞くこと
  • 面倒なのは金額ではなく段取り。持ち込み可否の確認と、納品日と予約日の調整で一度つまずいた

外車の維持費は「高い」で終わらせられがちですが、項目ごとに見ると自分の判断で動く部分と動かない部分がはっきり分かれます。タイヤは、動く部分の代表格でした。

※ 本記事の金額のうち、16万円・6万円・10万円は筆者のMercedes-AMG C43(2019年式・W205型)における実際の見積額および支払額です。読者の車種・サイズ・地域・依頼先により金額は変わります。取付工賃・サービス条件は2026年8月時点で各社公式サイトに記載されていた内容で、変更されることがあります。